【新唐人2015年07月01日】貴州省の肇興（ジャオシン）トン族村で６月27日、住宅の強制撤去に反対した数千人の村民が弾圧されました。すでに数百人が負傷、女性１人が死亡したと言います。翌日、村民は地元政府ビルを破壊し、村長など役人は皆、逃走したそうです。
村民の話によると、27日、地元政府から派遣された数十人が、ショベルカーで新築の家を破壊しました。数千人の村民が抗議したところ、1000人におよぶ警官に弾圧され、数百人が負傷しました。
肇興トン族村の住民
「最初 数十人が家を撤去し、住民１人をひどく殴りました。その後、抗議する村民が増えると、特殊警察が大勢来て、黒山の人だかりになりました。特殊警察による暴力で、女性１人が死にました。病院はけが人であふれ、十数人が重傷です。大勢逮捕されました」
政府は、豪雨による山崩れのために村を閉鎖すると言って、情報を隠そうとしているそうです。
肇興トン族村の住民
「豪雨の山崩れを口実に真実を隠そうとしています。警官が村民を殴る動画を外に出さないです。村は観光収入頼みですが、今 観光客はほぼゼロです」
肇興トン族村の政府は木造住宅しか認めず、木造でない新築住宅十数棟を破壊しました。
肇興トン族村の住民
「レンガの家は建てられません。建てたら、外を段ボールで覆わないといけません」
肇興トン族村は、中国で最も美しい六大古村の１つです。人口は6000人あまりで、面積は18万平米におよび、中国最大のトン族の村の１つでもあります。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/06/30/a1207250.html（中国語）
（翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李）
